花と自然エネルギーの館


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目標1~6番はなに?

さて、いよいよSDGsの中身に入ります。 ここでは、17の目標のうち1番から6番までについて、お父さんが話してくれます。


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今日から、SDGsの中身についての話だね。さて、この前の話の復習だけど、SDGsの17の目標は大きく5つに分類されたよね。
うん、5つのPでしょう?                                   
 
そう。全部言えるかな?                                    
 
えーっと。最初はPeopleでしょう。次が、ププ・・・・                      
 
Prosperity。繁栄じゃよ。                                    
 
そうだった。Prosperity、次が地球だから、Earthじゃなくて、Planet。あとはPeaceとPartnershipだね。
そのとおり。それじゃ、People、人間から始めるかな。最初の目標は何だったかな?
その前に、この分類の6つの目標は、5番目を除くと、日本にはあまり関係ないように見えるね。
そうですね。でも実際はそうでもないようですよ。                       
 
そうなのかい。
 
最後に話しますが、それぞれの目標の達成度を評価している機関の報告によると、どれも達成には至っていないと評価されているようです。
ふーん、まあいいや。続けてくれ。                                
 
1番目の目標は「貧困をなくそう」だね。
 
そう、英語では「No Poverty」という。文字通り、貧困ノーだね。これからも、1つ1つ英語表記をしていきたいと思う。世界共通の表記を知ることと、日本語訳ではちょっとピンと来ないものがあるからだ。
了解。英語の勉強にもなるしね。
 
世界には、貧困に苦しんでいる人が大勢いる。特に、アフリカの南部、サハラ砂漠以南では、一日の生活費がドル以下と言われている。
日本円で円だの。                                        
 
そんなんじゃ、パンも買えないよ。                               
 
物価の違いもあるしね。極度の貧困状態には違いない。それを半減するというのが、この目標のようだ。
ところで、日本にも貧困で困っている人がいるのかい?
 
生活保護制度があるから、極度とはいかないけれど、子供に満足に食べさせられない、靴なども簡単に買えないという貧困家庭が結構いるみたいです。
時々、テレビなどで、子ども食堂の映像が流れたりするね。                    
 
そうか。                                            
 
2番目の目標は「飢餓をなくそう」だね。
 
そう、英語では「Zero Hunger」と表記されている。文字通り、飢えをゼロにだね。
貧困をなくせば、飢餓もなくなるような気がするが。なぜ、別々の目標にしているんだろうか。
たしかにそうだけど。飢餓というのは、食べるものがないということなので、貧困であってもなくても起こりうることだからかもしれません。
たとえば?
 
たとえば、気候変動で食料である小麦やトーモロコシなどの農産物が被害を受けると、世界的な食糧危機になります。食料が不足して栄養が足りない人が、世界では2030年には8億4000万人を超えると予想されているらしいです。
その場合も貧困が追い打ちを受け、飢餓の危機が一層深刻になるということだね。           
 
そうですね。                                         
 
3番目の目標は「すべての人に健康と福祉を」だね。
 
そう、英語では「Good Health and Well-Being」と表記されている。
 
日本では国民皆保険制度や年金制度があって、健康と福祉は保証されている。ただ、保険料が払えない人もいることは確かだ。
世界には、保険どころか、病気やけがをしても医療を受けられない人が多い。国の制度以前に、医療機関、医者がいない。
4番目の目標は「質の高い教育をみんなに」だね。
 
そう、英語では「Quality Education」と表記されている。文字通り、質の高い教育だね。
 
これも日本では、9年間は義務教育では男女問わず教育を受けられる。読み書きなどに不自由する人はほとんどいないと言ってもいいだろうね。
そうですね。ただ、中にはいじめその他で不登校の人もいるので、改善の余地はありそうですね。
5番目の目標は「ジェンダー平等を実現しよう」だね。
 
そう、英語では「Gender Equality」と表記されている。
 
ジェンダー平等は、日本には一番必要な目標だね。
 
そうですね。国の最高機関である国会をはじめ、会社でも役員は男が大半だし、男女間の給与差や待遇差もある。
ルワンダという国では、国会議員の約64%、閣僚の約45%が女性だそうだよ。
 
それはすごいね。日本も見習わなくては。
 
会社でも、単なる数合わせではなく、性別を問わず能力に応じた仕事内容や待遇が必要ですね。
そのためには、男の意識改革が必要だね。
 
今の大人の男の意識を改革をするのはもちろんだけど、それはなかなか難しいかもしれない。時間はかかるかもしれないが、小学校から高校までの学校生活の中できちんと教育することが重要かもしれません。
そうかもしれないね。次世代を担う実や光には、ジェンダー平等の意識をきちんと持ってほしいね。
了解です。6番目の目標は「安全な水とトイレを世界中に」だね。
 
そう、英語では「Clean Water and Sanitation」と表記されている。
 
これも日本ではピンと来ない目標だね。
 
そうかもしれませんね。水道は飲めるし、家庭にはトイレがあるし、公衆トイレもきれいだし。
でも世界には、満足に清潔で安全な水を得られない人が多いんでしょう?
 
その通り。そういうところには、日本として技術者を派遣して井戸を掘ったり、海水を淡水化したりして援助しているところもあるよ。
いうまでもなく、水は生き物にとっては一番大切なものだから、貧困や飢餓の状態でも、水だけは確保しなければならない。
アフリカでは、女の人や子供たちがあまりきれいとは言えない川の水を汲みに行っている。
 
水って結構重いんだよね。
 
そうだよ。女の人が容器を頭に載せて運んでいる様子を時々テレビで見るよね。
 
うん。僕には絶対できないね。
 
水汲み場が近くにあればいいが、最近は気候変動が追い打ちをかけているらしい。
 
気候変動が? どういうこと?
 
つまり、地球温暖化で気温が上がると、川の水が干上がってしまうことになる。
 
なるほど。そうなると、遠くまで行かないと、水が得られなくなる。              
 
その通り。川までの距離が長くなることで、その分時間がかかって、子供たちは学校に行けなくなる。
ということは、4番の目標にも関係するということ?                    
 
その通り。
 
そうか、SDGsの目標は、それぞれが独立しているのではなく、いくつかは関連しているんだね。目標2も気候変動と関係していたもんね。
そういうことだね。
 
ところで、日本語訳に「世界中に」と言葉があるのに、英語にはないよね。
 
そうだね。日本と同水準の水とトイレを世界中に広めたいという意図があるのかもしれないね。
そういえば、ほかにも日本語訳には、「みんなに」とか、「すべての人に」とかいう言葉が使われているね。これに相当する言葉は英語表記にはないよね。
そうですね。あとで出てくる、目標7にも「みんなに」が使われていますね。和訳した人のなんらかの意図が感じられますね。
今、トイレで思い出した。昔、ロシアのサハリンに行ったことがあるけど、空港でトイレに行ったら、便器が詰まっていて尿が溢れかえっていた。日本ではありえない光景だったよ。多分、掃除する人がいないんだろう。
それで、したの? おしっこ。
 
そりゃしたさ、我慢しきれなかったし、男だからね。女の人だったら絶対できないよ。
 
さて、さて、おじいちゃんのエピソードが出たところで、今日は終わりにしよう。
 
りょうーかい。
 

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